全英オープン2015はプレーオフ決着。そして兵(つわもの)どもが夢のあと…

第144回全英オープンは、ザック・ジョンソンさん(米)、ルイ・ウェストヘーゼンさん(南アフリカ)、マーク・リーシュマンさん(豪)の三人による、プレーオフにもつれ込んでの決着となりました。

全英オープンがプレーオフにもつれ込んだのは、6年ぶり21回目となります。

前回のプレーオフを戦ったのは、優勝したスチュワート・シンクさんと、26年ぶり6度目の優勝を目指した、当時59歳のトム・ワトソンさん(共にアメリカ)の二人でした。

第144回大会を制したのは、ザック・ジョンソンさんです。

首位から3打差、6位タイからスタートしたザック・ジョンソンさんは、スコアを6打伸ばしスコア-15でホールアウトしました。
その後、同スコアの-15で、マーク・リーシュマンさん、ルイ・ウェストヘーゼンさんがホールアウトし、三人によるプレーオフが行われました。

他の大会のプレーオフは、いきなりサドンデスという方式が多いですが、全英オープンのプレーオフは、1番、2番、17番、18番ホールの4ホールを使用してのトータルスコアで決まり、同スコアの場合はサドンデスに移行するという方式です。
ちなみに、全米オープンは翌日に18ホールのラウンドを行いトータルスコアで決するという方式を採用しています。


ザック・ジョンソンさんの本ラウンド最終18番ホールのバーディパットは圧巻でしたね!

テレビ中継を見ていると、同じラインからパッティングする他の選手達が皆、スライスラインを深く読み過ぎ、カップの左に外していました。
しかも、距離は10m位はあったと思います。

バーディパットを決めた時のガッツポーズには気持ちが入っていましたね。

プレーオフはザック・ジョンソンさんが1番ホール、2番ホールとバーディを重ね、そのままスルスルと抜け出し危な気無く優勝したような感じですね。
本戦の最終バーディパットを決めた勢いで押し切ったという感じでしょうか。
おめでとうございます!


日本人で唯一人予選を通過し、日本中の期待を一身に集めていた松山英樹くんは、インに入った11番ホールまでにスコアを4つ伸ばして、首位に1打差というところまで迫りましたが、12番ホールで約1mのパーパットを外してしまい、この日初めてのボギーとすると、このボギーで流れが悪くなってしまったのか、15番、16番ホールで連続してボギーを打ってしまいます。

まさに痛恨のボギーでしたね。
結果、18位タイでのフィニッシュとなりました。
残念。(>_<)


今年のマスターズ、全米オープンを制し、メジャー三連覇に挑戦していたジョーダン・スピースさん(米)は4位タイでのフィニッシュとなりました。

16番ホールでのパッティングは圧巻でしたね。
パッティングには定評のあるジョーダン・スピースさんですが、距離にして15m以上はあろうかというスネークライン(スライスとフックの両方が入っている)を見事に沈めてきました。

ボールがカップに沈んだ時のジョーダン・スピースさんの雄叫びは印象的でしたね。
ただ、8番ホールではファーストパットがグリーンの外にまで出てしまうというミスパットをしてしまい、結果、このホールをダボにしてしまいます。
“上手の手から水が漏れる”ということですかね。

残念といえば、ジョーダン・スピースさんの18番ホールのセカンドショットの際に、心無い観客かカメラマンの無粋な行動がありました。

トップと1打差のジョーダン・スピースさんはバーディが必須(ひっす)です。

バーディチャンスにつける為の勝負の1打といって良いセカンドショットのバックスイングに入った時に、カメラのシャッター音がしたのか、ジョーダン・スピースさんはスイングを止めてしまいました。

あそこでスイングを止める事ができるジョーダン・スピースさんは流石だなと感心しますが、皆が注目している試合のクライマックスといってよい、この場面を邪魔するのは許せません。

仕切り直して放ったセカンドショットは、あと少し前に落ちていればバーディチャンスというショットでしたが、バックスピンがかかったボールは無常にもグリーン手前にある窪み、「罪の谷」へと転がり落ちました。

“たら・れば”を言ってはいけませんが、セカンドショットが邪魔されずに打てておれば…、と思わずにはおれません。
しかし、ジョーダン・スピースさんはそんな素振り一つ見せません。
21歳の若者というよりは完成された紳士といった方が当たっているような、素晴らしい人柄ですね。

「罪の谷」から果敢にバーディを狙った1打は、無情にもカップの左5cmを通過し、10cmほどオーバーした場所に止まり、ジョーダン・スピースさんのメジャー三連覇の夢は儚くも消えてしまったのです。

ジョーダン・スピースさんの人柄の良さは、プレーオフで優勝が決まった時にも垣間見えましたよ。
優勝したザック・ジョンソンさんに真っ先に握手を求めて祝福をしていたのはジョーダン・スピースさんでした。
本当に素晴らしい若者です。
これからも応援したいと思います。


プレーオフに進んだ、二人を含め、優勝できなかった選手の皆さん、残念でしたね。
お疲れ様でした。
そして、楽しい時間をありがとうございました。


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