“ 完全養殖ウナギ ”を食べられるのは、まだまだ先になりそうです。


“ 完全養殖ウナギ ”を食べられるのは、まだまだ先になりそうです。

2010年4月に、独立行政法人「水産総合研究センター」が、ウナギの完全養殖の実験に成功したと発表され、かなり話題になりました。

当時、私も発表を聞き、これでウナギが手頃な値段で食べられるようになるかも!と、期待したものですが、いっこうに値段は下がっていません。

それどころか、ニホンウナギの稚魚であるシラスウナギの不漁が続いていて、値段が上がっていると聞いています。

その証拠に、我家の食卓にウナギが出ることが無いですもんね。

トホホ…。



ところで、「完全養殖」とはどういう事かといいますと、


(1)受精卵を人工的にふ化させる。

(2)仔魚(しぎょ:稚魚の前の段階)から稚魚のシラスウナギを経て、成魚のウナギに育成する。

(3)オスとメスから精子と卵を採取して人工授精する。

(4)ふたたび受精卵を人工的にふ化させる。


というサイクルを人工飼育で完結させることを意味します。


現在のウナギの養殖は、天然のシラスウナギを捕獲して養殖場で育てているので、完全養殖ではなく、シラスウナギの漁獲量が減ってしまうと、市場に十分な量を供給できないので、ウナギの価格も高くなってしまうのです。


では、なぜ完全養殖ウナギの供給に時間がかかっているのかといいますと、ウナギの仔魚は水槽内に発生する細菌に弱いため、マダイやヒラメは3週間くらい水槽を変えなくても大丈夫なところ、ウナギの仔魚を育てる場合は水槽を毎日交換しなければならない等、手間がかかり、その上、マダイだと、卵のふ化から大体1~2か月で稚魚に育ちますが、ウナギの場合、卵から稚魚に育つまでに半年から1年半もかかってしまうのだそうです。


ただ、色々な研究が進み、良質な受精卵を産ませるためのホルモン剤が開発されたり、鶏卵や魚粉を用いたエサの開発、大量飼育の実現に向けて同1000リットルの大型水槽の開発も進めるなど、弛まぬ努力が続けられているそうです。


完全養殖ウナギの供給でウナギの値段が下がり、私の口に入るのは、もう少し先になりそうですが、諦めずに期待して待ちたいと思います!










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